豊橋競輪場

まくる君の部屋

まくる君語録「まくる君だもの」


第一話 まくる君語録「まくる君だもの」
  第一章 まくる君 プロフィールを語る
  第二章 まくる君 競争を語る
  第三章 まくる君 恋愛を語る
  第四章 まくる君 恋愛を語る 続編
  第五章 まくる君 恋愛を語る 後編
  第六章 まくる君 ライバルを語る
  第七章 まくる君 出生の秘密を語る
  第八章 まくる君 憧れの父を語る
  第九章 まくる君 恐怖についてを語る
  第十章 まくる君 夢を語る
第ニ話 煩悩対談「菖蒲の部屋」
第三話 競輪酒場「郷愁劇場」
第四話 目隈蓮太郎「蓮太郎が行く」

第九章:まくる君 恐怖について語る

先回で出演キャラの設定崩壊の恐怖は免れてホッとひと息の『まくる君』です。今回は僕に襲い掛かる様々な恐怖についての一席。

まくる君と恐怖恐怖、まずはなんといても落車の恐怖。まずはそのスピード。ゴール前ですと70km/h近くのスピードで突っ込んできます。そして競輪の自転車にはブレーキがついていません。そしてクランク(ペダルのついたシャフト)は後輪直結で空回りしません。さらに選手のシューズはペダルに金具とベルトでしっかり固定されていて、普通の競技自転車のペダルのように力がかかっても外れてはくれません。だから転倒したら両足を固定され自転車と絡まりながらアスファルト上を転げ滑ります。ゴール前、2車の間に割って突っ込んでくる追い込み選手の勇気には脱帽です。

そして転倒させた側が怖いのが審判の赤旗。競走終了後各コーナーに立って監視していた4審判が規則違反があったと認めた場合には赤旗、なかった場合は白旗をあげます。一人でも赤旗が上がると審判団で審議して反則の程度によって罰則を決めます。悪質な場合ですと失格となりますので、対象選手にとっては恐怖の待ち時間です。

そして最後にお客様の「期待」。先輩達からの教えもあって、どんなヤジでも耳に入らず聞き流せるように熟達したつもりでいても、胸の隙間にグサッと突き刺さるような見事な言葉が飛んできます。みなさんご存知『菖蒲ちゃん』の務めるレストラン「DengDengMooSee(デンデンムシ)」のオーナー、有金為蔵(ありがねためぞう)も選手に恐れられる人物。本命一本勝負を貫く彼の期待を背負った本命選手はプレッシャーとの戦いも強いられます。僕も何度か彼の期待を裏切ってしまい今では信頼度ゼロ。頑張って男気のあるところを見せなきゃ。

「ついて緊張◎ つかなきゃ悔しい◎ どうすりゃいいのさ◎ やっぱりなるようにしかなりませんよね それがまくる君だもの」